
三井化学グループの三井化学産資は、森川鑿泉(さくせん)工業所(本社・大阪摂津市)と「地中熱」を利用した新しい空調施工システムを開発し、「江戸東京たてもの園」(東京・小金井市)の事務棟空調設備に採用された。地中熱利用は米国や欧州、中国で採用が進んでいる自然エネルギーのひとつだ。日本ではまだ普及が進んでいないが、施工コストを従来工法に比べ、30~40%低減することに成功し、東京都での採用が決まったという。(オルタナ編集部=松島 香織)
空調施工システム「Geo-Mex R3」(ジオメックス アールスリー)は、地中の「Geo」、三井の「M」、電気融着(Electro Fusion)から「EX」、Revolutionの「R」、「30」mの浅い深さでも大丈夫、ということから名付けられた。