
米ビジネス誌「ファストカンパニー」が主催する第一回「世界を変えるアイデア賞」で、LIXLの簡易式トイレ「SATO」が健康部門と世界を変えるアイデアの一般部門の2部門でファイナリスト(入賞)に選ばれた。低コストでインフラ設備なく設置ができる点で高く評価された形だ。2012年の開発以来、ハイチやインドなど14か国で、すでに100万ユニット以上設置されている。(寺町 幸枝)
米国の経済誌「ファストカンパニー」が、2014年ごろから積極的な特集をしているのが「世界を変えるアイデア」だ。2017年はその中から突出したイノベーティブなアイデアを、賞という形で評価することにしたという。
食料部門からテクノロジー部門まで、12部門に1200を超えるエントリーがあった。SATOの他入賞を果たしたのは、GEやマイクロソフトといった大手企業のプロジェクトから、自動運転するトラックの「Otto」や超高速移動システム「Hyperloop One」といったスタートアップ企業までが名を連ねた形だ。LIXILの簡易式トイレ「SATO」は、24の「世界を変えるアイデア部門」と17の「健康部門」の一つに選出された。