
(写真クレジット:University of Exeter CCライセンス )
サステナブル・ブランドの作り方 第11回 炎上するCM、しないCM、その違いは? (下)
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およそあらゆるビジネスは「問題を解決するために存在している」と言ってよいでしょう。お腹を空かせている人がいるから、レストランがある。自由に移動したり、モノを運んだりしたい人がいるから、車が売れる。人々や社会の問題を解決するから、ビジネスは社会から必要とされるのです。
オムツだってそうです。赤ちゃんには健やかに育ってほしい。そして、保護者の子育ての苦労を少しでも減らしたい。そのために紙オムツは開発され、大きなビジネスになったのでしょう。
けれども、子育てが紙オムツの高機能化だけでは解決できない大変な仕事であることは、洋の東西を問わず同じです。便利で快適なオムツができたので、今の親は昔よりだいぶ楽になったのは確かでしょう。毎日、何十枚もの布オムツを洗わなくてもいいのです。
もちろん、それで子育ての負担がすべて軽くなるわけではありません。それ以外にも、親になったばかりの保護者が苦労する場面はたくさんあるのです。