
[Sustainablebrands.comから転載] ネスレ日本は9月5日、下半期の事業戦略として、顧客の健康課題や高齢化などの課題解決サービスを強化し、さらなる成長を目指していくと発表した。今秋から、ビタミンなどの栄養素を含む抹茶商品を増やすほか、コーヒーマシーンに高齢者の見守り機能を備えたIoTサービス「ネスカフェ コネクト」の販売も開始する。同方針について、高岡浩三CEOは「21世紀を生き残るには、IoTを使った課題解決の提供が欠かせない」と語った。(オルタナ編集部=小松 遥香)
上半期のネスレグループの売上高は、430憶スイスフラン(約4兆8559億円)だった。ネスレ日本の売上高の対前年同期比伸び率は、他の先進国市場の平均が0.8%の中で2.2%と高く、営業利益額は前年同期比の7.4%増だった。この背景には、家庭用コーヒーマシーンが普及していることやキットカット事業のプレミアム戦略が好調なこと、自社のEコマースの売上高が伸びていることなどがある。