廃食油ビジネスを手がけるユーズは、同社が使用済み食用油を回収している店舗などを対象に、回収により生じたCO2の削減量を記載した証明書を発行するサービスを9月より開始する。CO2の削減量を明確にすることで、回収力の向上をねらう。
廃食油ディーゼル燃料は軽油と比較して1リットル当たり2.6kgのCO2が削減可能。証明書は削減実績を明記する「削減証書」と、廃食油燃料の製造時に発生するCO2を国内クレジットによりカーボンオフセットする「認定証」の2枚で構成される。
証明書は企業や団体ごとに発行し、費用は10万円。同社は今回のサービスを、廃食油の回収拠点を全国展開する際の足掛かりとする考えだ。最初の証明書が中国料理店の聘珍樓(横浜市)に交付された。(斉藤円華)