凸版印刷は9月22日、リサイクルワン(東京都渋谷区)とともに、企業の広報ツールのカーボンオフセットの支援を行うサービスを同月下旬から開始すると発表した。対象はCSRリポートや公表資料で、価格は排出枠の種類やCO2の削減量に応じて変わり、20万円からとなる。広報ツールの企画や生産の費用は別。
印刷物向けに適正なカーボンオフセットを実施するには、排出されるCO2の算定を行い、その方法の開示が必要だ。しかしその算定や、小口での排出枠の手配や管理にはコストと手間がかかる。このサービスでは、凸版印刷が生産工程で発生するCO2の算定を行い、リサイクルワンがその検証と適正なオフセットを実施する。両社はカーボンオフセットに関する必要な情報公開や表現方法のコンサルティングも行う。(オルタナ編集部=石井孝明)9月22日