2042年までに脱プラ ボトムアップで実現

英国政府は2018年1月、「2042年までに脱プラ社会を実現する」と宣言した。政府が思い切った環境対策に踏み出すきっかけは、業界や国民など民間レベルでの意識の盛り上がりに押されたケースが多い。脱プラ宣言の背景に何があったのか。 (ロンドン=冨久岡 ナヲ)

肉と鮮魚コーナーでマイ容器の持参を呼びかけるスーパー・モリソンズ

2011年にウェールズで始まり、2015年には全国で実施されたスーパーのレジ袋の有料化。いままでに80億枚ものレジ袋を無料で提供し続けていたスーパーなどは、郊外の景観保全組織や海洋資源保全機構などによる働きかけを歓迎し、業界団体内で同意事項をまとめた。それを政府が受け入れるというボトムアップの形で、脱プラに向けた一歩が進んだ。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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