海外ではアディダスが、ドイツ本社や日本法人を含めて世界75カ所のオフィスでのプラスチック製ボトルの使用を禁止した。このほか、米AVEDAや英LUSHでもオフィスでペットボトルを使う社員はいないという。
環境省の「プラスチック・スマート」キャンペーンには多くの企業や自治体が参加し始めており、今後もビジネスや生活の場での「脱プラ」の動きが加速しそうだ。
プラスチック・スマートの事例としては「デニーズでのストロー提供原則禁止」(セブン&アイフードシステムズ)、プラスチック資源循環アクション宣言(日清食品ホールディングス)、レジ袋削減キャンペーン(兵庫県尼崎市)などがある。
積水ハウスなどの「脱ペットボトル」の動きは、自販機業界にも大きな影響を与えそうだ。自販機業界にとって、オフィスへの設置は販売効率も良く、ドル箱の一つ。設置先企業が「ペットボトルは嫌だ」と言えば、従わざるを得ない。今後、同様の事例が増えれば、飲料メーカー全体としてもパッケージの在り方を再検討する必要が出てきそうだ。
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