
脚本を担当したアリアンナ・マレッリさんは「こういった人たちが悪なのかそうではないのか、これは『オープンクエスチョン』つまり、人によって解釈が変わるところではないか」と話した。ポリ監督は「全体主義とは人々の生活の隅々まで行きわたるもので、そういった中にあっては、悪しき方向に転じてしまうことがあり得るのだと思う」と述べた。
ピカソの「ゲルニカ」は、スペインの小都市・ゲルニカがナチス・ドイツから無差別爆撃を受けた怒りから描いたとされる。映画の終盤に、絵画は独裁政治に対する抵抗手段にもなり得るというピカソの「絵は盾にも矛にもなる、戦うための手段だ」という言葉が紹介される。
芸術は、歴史や社会、個人の人生に影響をもたらすものであり、誤った政治思想に利用されてはならないと示唆している。
19日から東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館など、全国順次公開予定。
『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』
キャスト:トニ・セルヴィッロ
原案:ディディ・ニョッキ
監督:クラウディオ・ポリ
脚本:アリアンナ・マレッリ
字幕監修:中野京子(作家/『怖い絵シリーズ』)/日本語字幕:吉川美奈子
2018年/イタリア・フランス・ドイツ合作
配給:クロックワークス、アルバトロス・フィルム
hitlervspicasso-movie.com
私はイタリアにおいて微生物の仕事をしていますが、彼らの社会は大きく3種類に分けられる。1)5ー10%程度の善玉菌。2)5-10%程度の悪玉菌。3) 80-90%の日和見菌類。
この日和見菌達は占有率が大きいため、善玉菌、悪玉菌両方に取ってとても大事です。そのと多勢に無勢では勝利を得ることは殆ど不可能だから。ただこの日和見菌達の特性は 上記の1)と2)グループの目標、また何をいっているのかを知ろうとせず、ただ、大きな声のグループに単純に従い協力する。世界における殆どの戦争はこの法則に従っている。
仕方がないでしょう。微生物達は私たちの始祖先、母親の胎内では十月十日で単細胞(微生物)から始まる38億年の旅をして、この世に生まれて来るのだから。
自然はあらゆる生物を精神も含めて完全なものとして創造していないのだから。又不完全だからこそ、総ての有機物、無機物の協力を必要とし、社会が必要になるのでしょう。