ヤマト運輸と三菱自動車工業は10月15日、三菱自動車が試作した軽商用EV(電気自動車)を使用して、共同で集配業務での実証走行試験を開始した。走行時にCO2を出さないEVを集配車両に導入して環境負荷を減らすのが狙い。
使用するのは三菱自動車の軽商用1ボックスバン「ミニキャブバン」をベースに、同社のEV「アイミーブ」に搭載しているEV専用コンポーネントを組み込んだ試作車。都内大田区の営業所に導入し、実際の集配業務に使用してデータ収集を行う。
ヤマト運輸では環境負荷を減らし、低炭素化を推進するとして、車両台数の抑制やモーダルシフトの推進、さらにはサイクルトレーラー(自転車+リヤカー)の導入などの施策を積極的に進めている。(オルタナ編集部=斉藤円華)2010年10月21日