「レモネードスタンドの日」である6月16日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで第1回「レモネードスタンドフェスタ」が開かれた。レモネードスタンドの日とは、米国発祥の小児がん支援のチャリティー活動で、レモネードの売り上げを小児がん支援に寄付する取り組みだ。(オルタナ副編集長=吉田広子)
日本で小児がんにかかる子どもは年間約2500人に上り、小児がんは 1 歳~14 歳の子どもの死亡原因 1 位になっている(厚生労働省、平成29年「人口動態統計」)。しかし、大人のがんに比べて患者数が少ないため、話題に上ることは少ない。治療薬などの研究開発も欧米に比べ、民間や政府の支援が不足しているのが実情だという。
そこで小児がん支援団体5団体は、この現実をもっと多くの人に知ってもらうため、日本でも「レモネードスタンドの日」を定め、小児がんの現状の啓発とアクションを呼びかけている。
レモネードスタンドフェスタでは、レモネードスタンドが設置されたほか、小児がん経験者や日本小児がん研究グループの水谷修紀理事長(東京医科歯科大学名誉教授)らのトークセッションが行われた。レモネードの売り上げは、日本小児がん研究グループに寄付される。
■「なぜ自分だけが生き残ったのか」