今年1月1日に日本はキガリ改正に批准しましたので、今後は、国内でのHFC(ハイドロフルオロカーボン。通称「代替フロン」)の生産と輸入の合計を段階的に削減する必要があります。HFCの生産と輸入が規制されることによって、冷媒の絶対数量は減っていき、冷媒の価格及びそれに伴う整備費用の価格は高騰していきます。また、冷媒の再生は生産にはあたりませんので、今後は再生冷媒の使用も重要となっていきます。

そこで、キガリ改正の内容とともに、今後益々重要となってくる冷媒管理と漏洩対策について確認しておきましょう。

(1)キガリ改正とは

キガリ改正とは、2016年10月、ルワンダのキガリにおいて改正された、モントリオール議定書に基づく国際的なHFCの生産削減の条約です。日本は2019年1月に批准しました。同改正に基づき、国内でのHFCの生産と輸入の合計を段階的に削減する必要があります。

この生産削減はHFCの量をGWP(地球温暖化係数)で換算した炭酸ガス相当量(トン- CO2 )であるため、メーカーは、現在最も使われているR404AやR410AというGWP値(温室効果)が高いHFCの生産を自ずと減らしていくことになります。

(2)現在使用中の機器に対する課題と対応

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