農水省、ゲノム編集食品を有機農産物と認めない方針

農林水産省はこのほど、有機農産物・有機加工食品・有機飼料・有機畜産物の各日本農林規格(有機JAS)について、 ゲノム編集技術を用いて生産されたものを原材料などに使用できないことを明確にする改正を行う方向性を発表し、パブリックコメントを募集している。これを受け、生活クラブ生協連合会は、この方針を評価するパブリックコメントを提出した。(オルタナ編集部=中山涼太)

有機JASは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然界の力で生産された食品を表しており、農産物、加工食品、飼料及び畜産物に付けられる。法律では、有機JASマークがない農産物と農産物加工食品に「有機」「オーガニック」などの名称の表示を付けることを禁止している。

生活クラブ生協連合会は12月6日、有機JAS改正の方向性を評価し、あらゆるゲノム編集技術がすべての生産工程で使用できないことを有機JASで明確にするよう求め、 意見を提出した。 提出した意見は以下の通り。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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