松屋、全店で植物由来のレジ袋導入

松屋フーズホールディングスは3日、国内の牛めしチェーン「松屋」全店961店舗において、弁当用のレジ袋を、石油由来から環境に配慮したバイオマスプラスチックに変更したと発表した。(オルタナ編集部=中山涼太)

バイオマスプラスチックは、石油などの化石資源からではなく、再生可能な有機資源を原料に作られるプラスチックである。

同社のレジ袋は、サトウキビから砂糖生産時にできる副生成物「廃糖蜜」を主な原料としている。この植物を原料とした製品を焼却処分する際に排出されるCO2の量は、植物が成長過程で吸収した量と同じになり、CO2の増減に影響を与えないことになる。

植物由来のやさしいレジ袋

このような性質は「カーボンニュートラル」と呼ばれ、従来の石油由来のプラスチックのようにCO2を一方向に排出せず循環させるため、CO2排出量削減に役立っている。

同社は今後、「松屋」以外の各ブランドにおいても、バイオマスプラスチックの弁当用レジ袋を順次導入していく方針だ。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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