「顔の見える電力」を推進するみんな電力(東京・世田谷)は9月29日、教育機関のESG(環境・社会・ガバナンス)経営をテーマにした無料セミナーをオンラインで開催する。ウェブメディア「Sustainable Japan」の夫馬賢治編集長と、日本初「自然エネルギー100%大学」を実現した千葉商科大学の田中信一郎准教授が、ESGの潮流や気候変動対策について講演する。大学や教育機関関係者だけでなく、学生も参加可能だ。
環境や社会に配慮した経営戦略で、長期的な組織の成長とサステナブル(持続可能)な社会の実現を目指すESG経営。セミナー「大学経営の新たな潮流~コロナ禍において教育機関が取り組むべきESG経営」の第一部では、『ESG思考』の著者である夫馬氏が、ESGの潮流と教育機関が取り組むべき施策について講演する。
第二部では、「再エネ100%大学」として、気候変動対策を積極的に研究・実践している千葉商科大学の田中信一郎准教授が、具体的な取り組み事例について話す。同大学は、2013年に方針を定め、2014年度に「太陽光発電事業」を開始。2019年1月度までの1年間の再エネ率は101%に達した。
気候危機が深刻化するなか、発電時にCO2を排出しない再エネは、気候変動対策の重要な施策として位置付けられている。
次世代育成を担う教育業界はどのように気候変動対策を講じ、ESG経営を実現できるのか。セミナーでは、「ESG経営」について学ぶとともに、具体的な施策を考えるきっかけを提供する。
セミナーは9月29日16時から17時まで。参加費は無料で、申込はみんな電力のウェブサイトから。