■オルタナ本誌62号「地域金融トピックス4」 から
文・綴り屋はちどり
羽田空港の隣接地に7月3日プレオープンした大規模複合施設・羽田イノベーションシティ内に、「よい仕事おこしプラザ」が開所した(事務局・城南信用金庫)。全国の147信用金庫とその取引先、自治体や大学などが、地域を超えてつながるためのリアルな交流拠点である。

244平方メートルのフロアにはミーティングルーム4室があり、事前登録制で商談が可能。中小企業診断士や公認会計士などの専門家が事業者の相談に応じる。信用金庫との取引有無にかかわらず誰でも利用できる。開所日当日から、大手バイヤーに自社製品を売り込む中小企業や、中小同士の連携を模索する商談会、自治体の企業誘致相談会などがオンラインで活発に行われた。
同フロアには城南信金の「なんでも相談プラザ」も併設され、ビジネス創出支援の推進役を担う。産学官連携や地方創生のチャンスを生む、ハブとなる新名所の誕生だ。
*雑誌「オルタナ」62号(第一特集「エシカル消費、SDGsが牽引」)は9月30日発売