編集長コラム

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

といっても新型コロナの感染状況を考えると、あまり「めでたく」もないという思いは皆さんと同じです。今年はこの感染症をどう克服できるのか、コロナ後の世界をどう描いていけるのかが問われています。

さて、オルタナ最新号63号(12月末発売)では、SX(サステナブル・トランスフォーメーション)を取り上げました。SXという言葉は自分で考えたつもりだったのですが、一足先に、経済産業省が昨年8月、資料に記載し、首相官邸にも伝えられたようです。

私の本意は、サステナビリティ(持続可能性)の実現のためには、個別のイノベーションだけでなく、企業や組織、そして社会全体が変容していくことが重要というものです。

一方、一部の新聞はGX(グリーン・トランスフォーメーション)という言葉を取り上げ始めました。

「サステナブル」と「グリーン」はどう違うのでしょうか。

1987年、国連ブルントラント委員会で「サステナブル」掲げる

そもそも、「サステナブル」という言葉を日本のメディアが初めて報じたのは1987年4月です。東京で開かれた国連ブルントラント委員会による報告書「Our Common Future」(私たち共通の未来)で「サステナブル・ディベロップメント」(持続的な開発、SD)を大きく掲げました(SDGのSDはここから来ているのです)。