経済産業省が次世代を担う人材を「教育を通して手にしたスキルや思考を、社会が直面する諸問題の解決に役立たせるべく、考え行動できる人間」と定義しているが、世壱さんはまさしくこの定義にピタッとあてはまる。どのような経験や環境が彼を育てたのだろうか。
「セルフリフォーム、釣り、畑、魚捌き、包丁研ぎといった家庭で体験した数々のお手伝いに大きな影響を受けているように思います。そういったお手伝いを通して、自然の恩恵を受けて生きていることを実感するようになりました。科学の発展は僕たちの生活を豊かにしています。だからこそ、科学と自然が共存していく社会が必要なのかなと考えるようになりました。そんな時にSDGsを知って興味を持ち、行動したいと思ったのです」