DX時代のサステナビリティ経営はどう変わるか

DX(デジタル化)の影響はサステナビリティ推進活動にも大きな影響を与えている。社会全体のデジタル化が進めば、すべての事業活動がデジタルを前提として組み立てられることになる。これらから我々が認識すべきは「サステナビリティ推進をデジタル『で』変革する」のではなく「サステナビリティ推進をデジタル『に』変革する」ことである。

ここ数年は政府の後押しもあり、社会全体のDX推進、ミレニアル世代以降のデジタルネイティブの増加、コロナによる強制的な業務のデジタル化、などによって、いよいよサステナビリティ推進にもDXの波が押し寄せてきた。

デジタル化には大きく3つの流れがある。一つは、あらゆる情報がデジタル化されること。二つ目は、その結果としてインターネット上であらゆる情報のやりとりが行われるようになること、3つ目は現実社会とインターネット(仮想空間)との差がなくなること、である。現状は1番から2番目のフェーズにさしかかったといえるだろう。

また、社会全体のデジタル化が進めば、すべての事業活動がデジタルを前提として組み立てられるようになる。つまり我々が認識すべきは「サステナビリティ推進をデジタル『で』変革する」のではなく「サステナビリティ推進をデジタル『に』変革する」ことである。

サステナビリティ業務も「デジタル・ファースト」へ

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安藤 光展・CSRコンサルタント

CSRコンサルタント。専門は、CSR、SDGs、サステナビリティ情報開示。著書は『創発型責任経営』(日本経済新聞出版、共著)ほか多数。2009年よりブログ『サステナビリティのその先へ』運営。ネット系広告会社などを経て2008年に独立し、現在は一般社団法人CSRコミュニケーション協会・代表理事。1981年長野県生まれ。執筆記事一覧

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キーワード: #サステナビリティ

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