■暮らしから考えるサステナビリティ(2)
鼻にストローが刺さったウミガメや胃から大量のプラスチックが見つかったウミドリなどの画像が拡散され、広く認識されることとなった廃プラスチックによる海洋汚染。生物多様性や愛護の視点から、世界中で廃プラスチック回収やビーチクリーン、リサイクル推進など解決に向けたアクションが展開されている。しかし、海洋汚染はプラスチック問題の表層であり、石油化学業界の目論見や、使い捨て消費材への依存と無関心、健康被害など根本にある事象を知らなければ真の解決策には至らない。(照井敬子)