――アフリカではどのようにビジネスを展開していくのですか?

ベナンは仕事不足で、まず雇用創出が必要だと感じました。過去の経験を生かし飲食業を始めようと物件を探していた時、突然、有名カフェ&ベーカリーの事業譲渡の話が舞い込んできたのです。

10社以上のコンペで資金不足もあり交渉は難航しましたが「これまでの想いを引き継ぎながら事業を成長させたい」という私達の想いが伝わり、ライバルの半額以下の提示金額にも関わらず、譲渡してもらえることになりました。

事業を営む上で大切にしたのは、愛をベースに「ローカライズ」することです。歴史上の出来事を鑑みても、先進国のやり方・考え方・価値観を絶対に押し付けてはいけない。

当初は現地スタッフとぶつかってばかりでしたが、「舞台は日本ではない、ベナンなんだ」ということを体に染み込ませ、彼らのやり方・考え方・価値観を尊重しつつ、日本の良さを取り入れ、調和・融和していくということを意識し、経営しています。

ウガンダのレイクミュータンダの畔。対岸の山頂の一つがエコリゾートの建設予定地

――今後の展開を教えてください。

現在ウガンダで土地を取得しエコリゾート事業に着手しています。息を呑むほどの美しさの湖、雄大な山々に加え、色とりどりの鳥達が共生する豊かなエリアです。ここでは学校や病院、農業などを融合させた理想的なコミュニティを作っていく予定です。

基本的に寂しがり屋なので、コミュニティを求めてしまうのかもしれません(笑)。社会起業大学で、1枚の紙に描いたコミュニティの絵。それがついに実現するステージに入ることにドキドキが止まりません(笑)

高須 多明さん
社会起業大学 第6、7期修了
株式会社 Iris&Horae 代表取締役 (ベナン) / 株式会社 Japan Peace Style Benin 代表取締役(ベナン) /株式会社 Awa no Miya Limited 代表取締役(ウガンダ)

林 浩喜
社会起業大学 学長

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