魅惑の大陸、アフリカでの起業ストーリー

――アフリカではどのようにビジネスを展開していくのですか?

ベナンは仕事不足で、まず雇用創出が必要だと感じました。過去の経験を生かし飲食業を始めようと物件を探していた時、突然、有名カフェ&ベーカリーの事業譲渡の話が舞い込んできたのです。

10社以上のコンペで資金不足もあり交渉は難航しましたが「これまでの想いを引き継ぎながら事業を成長させたい」という私達の想いが伝わり、ライバルの半額以下の提示金額にも関わらず、譲渡してもらえることになりました。

事業を営む上で大切にしたのは、愛をベースに「ローカライズ」することです。歴史上の出来事を鑑みても、先進国のやり方・考え方・価値観を絶対に押し付けてはいけない。

当初は現地スタッフとぶつかってばかりでしたが、「舞台は日本ではない、ベナンなんだ」ということを体に染み込ませ、彼らのやり方・考え方・価値観を尊重しつつ、日本の良さを取り入れ、調和・融和していくということを意識し、経営しています。

ウガンダのレイクミュータンダの畔。対岸の山頂の一つがエコリゾートの建設予定地
shakidai

ビジネススクール 社会起業大学

2010年設立。日本で最初の社会起業家育成に特化したビジネススクール。500名上の卒業生がおり日本各地の他東南アジア、アフリカ、アメリカなど世界各国で様々なソーシャルビジネスに取り組んでいる。2020年に社会起業大学株式会社を設立し、さらなる発展に向けてスタートを切った。執筆記事一覧

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