■コロナ禍で浮彫りになったリーダーの姿と市民社会
中国・武漢で原因不明のウイルス性肺炎の最初の症例が確認され、ほどなく「新型コロナウイルス」と特定された。みるみるうちに感染拡大が起こり、世界中の国々が次々とロックダウンへ突入。一年余りが過ぎた今も、人類史に残るパンデミックとなり、私たちは極端な生活様式の変化や経済活動の停滞を強いられている。
『コロナ対策 各国リーダーたちの通信簿』(光文社新書)イギリス、フランス、ドイツ、ベルギー、スウェーデン、アメリカ、ニュージーランドに在住歴の長いライターたちが、コロナ禍での各国のリーダーの姿を、現地ならではの情報をもとに分析している。(ギリシャ・アテネ=有馬めぐむ)