【連載】小林光のエコめがね(2)

「エコロジカル」とは直感的にはどんなことだろうか。単に環境への悪影響が少ない、ということではなく、もっとポジティブな意味があると思う。物事に対処する時、ビジネスを進める時などに、エコかどうかを教えてくれる羅針盤となるような感覚を考察してみた。そのことで、今後のこのコーナーの編集方針を明らかにしたい。

小林光のエコめがね

1993年、今から28年前に、公害対策基本法が廃止され、環境基本法が制定された。公害対策基本法は、文字のとおり、公害という公衆への被害をなくすことを主眼にした法律であった。これに対し、新たに制定された環境基本法が理念に据えたことは、環境の豊かな恵みを子々孫々に伝えていくことである。

勉強にたとえれば、落第点を避けて終わりではなく、誇りをもって進級できる立派な成績を収めることを目指すことになったのである。被害は分かる、しかし、環境の恵みとは何だろうか。

「あるべきものがあるべき場所にある」という感覚

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