医師でありつつも実は2度の大病を経験している。最初は36歳の時に突然副交感神経を冒され4ヶ月の入院。
そして2008年には乳癌の発症。その都度名知さんは“Something Great”に試される。日本の勤務医であれば社会的にも経済的にも何ら問題ない安定した人生が保証される。
背水に迫られる中での究極の選択。それは簡単に語れるものではなく感謝、愛着、意地、プライドなど複雑な思いが交錯した。しかし最後は「自己ミッション(自分の使命)」に帰結する。そして名知さんはミャンマー僻村での医療の道を選んだ。