トヨタ自動車と日野自動車は12月7日、東京空港交通が16日から開始予定の、東京都心と羽田空港とを結ぶ燃料電池ハイブリッド(FCHV)バスの営業運行に車両を提供すると発表した。新宿駅西口、および東京シティエアターミナルと羽田空港との間をそれぞれ1日1往復運行する。
提供されるのは2社が共同開発した「FCHV-BUS」1台で、車体を日野、燃料電池システムをトヨタが担当した。既に中部国際空港で運行している連絡用バスと同一仕様だが、内外装を一新し、営業運行に必要な装備を追加した。
今回の運行は、経済産業省が進める水素利用社会システム構築実証事業の一つである「水素ハイウェイプロジェクト」の一環として行われる。また、運行を通じて取得したデータは今後の燃料電池ハイブリッドバスの実用化に向けて活用されるという。(オルタナ編集部=斉藤円華)2010年12月7日