経済産業省は電気自動車の普及を目的に、重要なインフラとなる充電器の設置支援に乗り出す。12月7日には国土交通省と共同で作成した充電設備を安全に設置・使用するための手引書(ガイドブック)を発表した。またEVと電池駆動とガソリンエンジンを並立させたプラグインハイブリッド車(PHV)の購入と充電設備の設置に対する補助金として、同日までに2011年度予算案に10年度比2.4倍の約300億円を要求した。
現在行っているEVとPHVの購入支援は継続する。また充電設備の普及で走行中の電池切れの懸念をなくし、ユーザーが使いやすくする。これまで充電器には最大2分の1の補助金を出したが、その対象を増やす。
EVは家庭用コンセントでも充電できるが、時間がかかるため急速充電器の普及が期待されている。しかし数十万円から数百万円(複数台向け)と高額だった。(オルタナ編集部=石井孝明)12月8日