GM、PHV車「ボルト」を出荷

米自動車大手のゼネラルモーターズ(GM)は12月15日、プラグインハイブリッド車(PHV)の「シボレー・ボルト」の販売を開始した。PHVは電池とガソリンの二つの動力を使用し、家庭用電源でも充電が可能。GMは2008年に経営破たんしたが、ボルトは再生のための「戦略車」と位置付けられている。

価格は1台4万1000ドル(約340万円)。同社は第1号車をネット競売し、入札最終日の14日に22万5000ドル(約1890万円)で落札された。上乗せ価格分は、同社本拠地のデトロイトの公立学校での科学教育事業に寄付される。

ボルトは電池のみで50~60キロの連続走行が可能とされるが、補助用のエンジンを回すためにガソリンも使う。そのため給油と充電の2つの口が付く。米市場では日産、トヨタなどが相次いでEV電気自動車を今年売り出しており、世界的に普及が加速しそうだ。(オルタナ編集部=石井孝明)12月16日

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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