幽霊漁業防止を目指し、企業が廃棄漁網を回収

プラスチック製漁具の海洋への流出防止と資源循環を目指し、企業による廃棄漁網のリサイクル事業が動き出している。廃棄されてゴミとなった漁網やロープは海中にとどまり、水揚げされることのない無人の「幽霊漁業(ゴーストフィッシング)」を続け、多くの海洋生物を殺傷してきた。ようやく国による法整備が進む中、リサイクル資源としての価値を生み出すことで漁網の流出を防ごうと、素材メーカーなどが漁協や自治体との協働を始めている。(オルタナ編集委員=瀬戸内千代)

漁具にからまったアザラシ (C)Shutterstock_ Kev Gregory_ WWF
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瀬戸内 千代

オルタナ編集委員、海洋ジャーナリスト。雑誌オルタナ連載「漁業トピックス」を担当。学生時代に海洋動物生態学を専攻し、出版社勤務を経て2007年からフリーランスの編集ライターとして独立。編集協力に東京都市大学環境学部編『BLUE EARTH COLLEGE-ようこそ、地球経済大学へ。』、化学同人社『「森の演出家」がつなぐ森と人』など。

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キーワード: #リサイクル

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