政府は1月17日、昨年12月の家電エコポイントの発行点数が過去最高の591億円分に達したことを明らかにした。同制度は12月1日から付与するポイントが半減したため、制度変更前の駆け込み需要分が月をまたいで申請されたものとみられる。
発行ポイント数は昨年7月から伸び続けており、12月は前月の約466億点を大きく上回り、申請件数も過去最高の約376万件に達した。制度開始からの累計発行点数は予算額6930億円の7割近い4611億円分。
過去最高の月別発行点数となった家電エコポイントだが、一方で「需要の先食い」との見方もある。内閣府が同日発表した消費動向調査では、12月の消費者態度指数が同制度の縮小などを控えて消費者心理が悪化していることを受けて6か月連続で低下した。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年1月17日