■今さら聞けないサステナビリティ重要単語:国連グローバル・コンパクトとは■

国連グローバル・コンパクト(UNGC)とは、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することで、社会のよき一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みです。(オルタナ編集部=松田慶子)

UNGCは、1999年の世界経済フォーラム(ダボス会議)の席上で、コフィ―・アナン国連事務総長(当時)が提唱したイニシアチブです。企業を中心とした様々な団体が、責任ある創造的なリーダーシップを発揮することで、社会の一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに自発的に参加することが期待されています。

2000年7月にニューヨークの国連本部で正式に発足し、2004年6月24日に開催されたGCリーダーズ・サミットで腐敗防止に関する原則が追加され、現在の形となりました。

UNGCに署名する企業・団体は、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、腐敗の防止に関わる4分野、10の原則に賛同し、取り組み状況についての報告書を年1回提出することになっています。CSR報告書を作成している企業はそれが報告書の代わりとなります。

このような原則が提案された背景には大きく2つあります。

1つめはグローバリゼーションの負の側面が目立ち、アンチ・グローバリゼーションの動きが出てきたこと。2つめは、人類的課題を解決するには、国家だけでなく、企業に大きな役割を期待せざるを得なくなったことです。

2021年9月現在、UNGCへは世界で18403の企業や団体が加盟しています。日本の企業や団体からは432団体(2021年9月7日現在)が加盟しています。