環境省は2月14日、優れた省エネ効果と高いデザイン性を両立した照明設備を導入する施設を表彰する「省エネ照明デザインアワード」を発表した。グランプリに根津美術館(東京都港区)、大丸大阪・梅田店(大阪市)、介護付き有料老人ホームの「東急ウェリナ大岡山」(東京都渋谷区)が選ばれたほか、優秀事例として17施設が受賞した。
同アワードは環境省が平成22年度事業として実施したもので、国内のエネルギー消費量の2割を占める業務部門を対象に、同部門のCO2排出量の2割に達するとされる照明の省エネ化の推進が目的。昨年12月から公募した。
根津美術館は建物全体のベース照明にLEDを使用し、魅力的な空間を演出。大丸大阪・梅田店は天井照明のオールLED化を多数のフロアで実現した世界初の百貨店として評価された。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年2月15日