信頼できるNPOをどう探せば良いのか――。SDGs(持続可能な開発目標)をはじめ、社会課題解決のために、企業とNPOの協働が重要視されているが、信頼できるパートナー探しは容易ではない。そこで、NPOをはじめとした非営利組織のガバナンス評価を行う非営利組織評価センター(JCNE、東京・港)は1月21日、シンポジウム「信頼が企業とNPOの協働を生み出す」をオンライン開催する。日本マイクロソフトやイオン、子ども支援のNPOなどが協働事例を発表する。(オルタナ副編集長=吉田広子)
日本で特定非営利活動(NPO)法人として認証を受けたNPOの数は、2021年2月現在で5万991団体に上り、一般社団法人などを含めると、10万以上の非営利組織が存在する。だが、日本では非営利組織への信頼度は依然として低いままだ。
JCNEは、NPOの信頼に関する調査研究やガバナンス評価を行うとともに、企業などの支援者に対し、NPOの信頼情報を提供することに取り組んでいる。2019年度から「NPOの信頼」をテーマにした「トラスト&イノベーションシンポジウム」を開催している。
今回のシンポジウムでは、「NPOの信頼はどう生まれるのか?」「信頼はどう可視化されるのか?」をテーマに、事例紹介やパネルディスカッションが行われる。
企業からは、鈴木隆博・イオン環境・社会貢献部部長、龍治玲奈・日本マイクロソフト政策渉外・法務本部社会貢献担当部長、NPOからは、鵜尾雅隆・認定NPO法人日本ファンドレイジング協会代表理事、三島理恵・認定NPO法人全国こども食堂支援センターむすびえ 広報・ファンドレイジング統括責任者が登壇する。
シンポジウムは1月21日14時~16時まで開催。参加費は無料で、事前に申し込めばだれでも参加できる。申し込みは、JCNEのウェブサイトで受け付けている。