ウクライナ戦争、日本からもできる寄付先まとめ

ロシアによるウクライナ侵攻から1週間以上たち、首都キエフにロシア軍の大群が迫っています。CNNなどによるとキエフは数日以内に陥落するとの観測もあります。ウクライナからは100万人以上が避難しました。こうした惨状の中で海外や日本からも続々と支援が集まっています。(オルタナ編集部)

首都キエフで、破壊されたアパートの前に立つ女の子(ウクライナ、2022年2月25日撮影) © UNICEF_UN0597997_Skyba for The Globe and Mail
首都キエフで、破壊されたアパートの前に立つ女の子(ウクライナ、2022年2月25日撮影) © UNICEF_UN0597997_Skyba for The Globe and Mail

こうした惨状を支援するために、日本からも続々と支援が集まっています。ウクライナのコルスンスキー駐日大使は3月1日、日本からの寄付がおよそ20億円に上っていることを明らかにし、人道支援や復興事業に活用する考えを示しました。

そのうえで、「学校、病院、行政機関なども破壊され、復興には膨大な金額が必要になる。寄付金はすべて人道支援や復興のプロジェクトに活用したい」との謝意を明らかにしました。

日本からの主な寄付先は次の通りです(2022年3月4日更新)。

●在日ウクライナ大使館
在日ウクライナ大使館が寄付専用の銀行口座を開設した。在日ウクライナ大使館が寄付専用の銀行口座を開設し、twitterで支援を呼び掛けている。

(寄付専用銀行口座)
三菱UFJ 銀行 広尾支店 047 普通 口座番号0972597 エンバシーオブウクライナ

詳しくは⇒ https://twitter.com/UKRinJPN/status/1497100158693416961?s=20&t=aZ6TduElqlSV92kfpY1hMw

●ウクライナの難民・避難民に対する人道支援/国連UNHCR協会(東京・港)
UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は国連の難民支援機関で、国連UNHCR協会は日本の公式支援窓口として広報・募金活動を行っている。寄付金は、ウクライナおよびヨーロッパ地域での救援活動に充当する。

寄付金の受け付けは⇒ https://www.japanforunhcr.org/campaign/ukraine

●ウクライナの子どもたちを支援/日本ユニセフ協会(東京・港)
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関。公益財団法人日本ユニセフ協会は、ユニセフ国内委員会の一つで、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言を担う。ウクライナの約750万人の子どもの命と生活を守るため、ユニセフは6640万米ドル(約70億円)の支援を呼びかけています。

寄付金の受け付けは⇒ https://www2.unicef.or.jp/webapp/controller/bokin/onetime_input.php?type=3&source=810008

●ウクライナ周辺地域での緊急人道支援/特定非営利活動法人ADRA Japan(東京・渋谷)
国際NGOのADRA(アドラ)は、世界約120国に支部を持つ世界最大規模の国際NGOで、ADRA Japanはその日本法人。アドラは、1993年からウクライナ国内で人道支援に取り組んできた。現在、ポーランドやハンガリー、スロベニアなどのアドラネットワークと連携し、難民として国外に逃れた人々の支援を迅速にスタートできるように準備を進めている。

寄付金の受け付けは⇒ https://donation.yahoo.co.jp/detail/5186015/

●ウクライナ難民を支援するための緊急募金/AAR Japan(難民を助ける会、東京・品川)
AAR Japan(難民を助ける会)は1979年、インドシナ難民支援を目的に日本で発足し、現在は世界14カ国で活動している。AARはウクライナ難民への緊急支援のために、東欧地域を中心に情報収集を進め、現地協力団体と連携するなどの形で人道支援活動を開始する予定。
寄付金の受け付けは⇒ https://aarjapan.gr.jp/news/4537/

●日本に逃れてきた難民を支援/認定NPO法人難民支援協会(JAR、東京・千代田)
難民支援協会は、日本で生活している難民への生活支援や法的アドバイス、政策提言などを行う。日本では、ほとんどの人が難民として認定されないため、最低限の生活も保障されず過酷な生活を送っている。ウクライナ難民に対する特定のプロジェクトはないが、日本に逃れてきた難民全般の支援につながる。
寄付金の受け付けは⇒ https://www.refugee.or.jp/support/

●ウクライナ緊急人道支援/認定NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン(東京・中野)
ウクライナからルーマニアに逃れた難民への支援活動を強化しており、周辺国でも子どもたちへの心理的応急処置と、難民への基本的な支援物資の提供を計画している。
寄付金の受け付けは⇒ https://www.worldvision.jp/form/donation/entry_input?did=9&price=5000

●楽天クラッチ募金/楽天グループ
募金は、飲料水など物資支援、保健サービスの提供、子どもの保護をはじめとする人道支援に活用される。3月3日(木)4:30時点で募金件数219,073件、総額が4億円を超えた。 
寄付金の受け付けは⇒ https://bit.ly/3CdCdEr


yoshida

吉田 広子(オルタナ副編集長)

大学卒業後、米国オレゴン大学に1年間留学(ジャーナリズム)。日本に帰国後の2007年10月、株式会社オルタナ入社。2011年~副編集長。執筆記事一覧

執筆記事一覧

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..