微小プラが小腸から体内に侵入か、人体への影響は

近年、微小なプラスチック(マイクロプラスチック)が人の肺や胎盤、新生児の胎便などから見つかっている。オランダの研究チームは今年3月、人の血液中からも発見した。日本の研究チームは2020年、人の小腸培養組織を用いた実験で、マイクロプラスチックは血管とリンパ管に侵入したと報告している。マイクロプラスチックの侵入は、人体にどのような影響を及ぼすのだろうか。(編集委員・栗岡理子)

培養腸管にプラスチックのナノ粒子モデルを曝露している(写真提供:東京大学酒井康行教授)
環境にやさしい暮らしを考える

栗岡 理子(編集委員)

1980年代からごみ問題に関心をもち、活動しています。子育て一段落後、持続可能な暮らしを研究するため、大学院修士課程に進学。2018年3月博士課程修了(経済学)。専門は環境経済学です。執筆記事一覧

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