ウクライナ戦争で小麦の需給ひっ迫もパン廃棄は続く

先月、行きつけのロシア料理店に行ったところ、食材価格が3倍以上に値上がりしていると聞いた。連日の報道でも、食料価格の高騰が報じられている。

ロシアは世界第1位の小麦輸出国だ。生産量は7600万トンで、世界第4位。ウクライナの小麦生産量は2600万トンで世界第7位の生産国となっている(1)。

小麦価格の上昇はウクライナ戦争とも関係している
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井出 留美(オルタナ客員論説委員)

ジャーナリスト。奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン、青年海外協力隊を経て日本ケロッグ広報室長等歴任。3.11で廃棄に衝撃を受け誕生日を冠した(株)office3.11設立。食品ロス削減推進法成立に協力。近著『捨てないパン屋の挑戦』『食料危機』『あるものでまかなう生活』『賞味期限のウソ』『捨てられる食べものたち』『食品ロスをなくしたら1か月5,000円の得!』、監修書『食品ロスの大研究』他。食品ロスを全国的に注目されるレベルに引き上げたとして第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018/令和二年度 食品ロス削減推進大賞消費者庁長官賞受賞。「メディアが報じない世界の食品ロス情報 SDGss世界最新レポート」連載中。

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キーワード: #フードロス

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