仏大統領選テレビ討論:論理のマクロンと情のルペン

4月24日の大統領選決選投票を前に、20日夜、マクロン大統領と極右政党「国民連合(RN)」のルペン党首の2人の候補がテレビで対決した。購買力の向上、防衛、環境などのテーマで3時間、討論を繰り広げた。ルペン氏は生活にあえぐ国民に寄り添う姿勢で視聴者の情に訴え、マクロン氏は5年の大統領経験を基に、論理でルペン氏の公約に反論した。最終的な世論捜査ではマクロン氏が優位に立った。(パリ在住編集委員=羽生のり子)

決選投票候補者のテレビ討論を伝える「ル・パリジャン」紙
決選投票候補者のテレビ討論を伝える「ル・パリジャン」紙
hanyu

羽生 のり子(在パリ編集委員)

1991年から在仏。早稲田大学第一文学部仏文卒。立教大学文学研究科博士課程前期終了。パリ第13大学植物療法大学免状。翻訳業を経て2000年頃から記者業を開始。専門分野は環境問題、エコロジー、食、農業、美術、文化。日本農業新聞元パリ特約通信員、聴こえの雑誌「オーディオインフォ」日本版元編集長。ドイツ発祥のルナヨガ®インストラクター兼教師養成コース担当。共著に「新型コロナ 19氏の意見」(農文協)。執筆記事一覧

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