オーストリア航空が東京上空で放射線値測定

【ドイツ=田中聖香】オーストリアのノーベルト・ダラボス国防省は14日、同日および翌日のオーストリア航空機ウィーン~成田線に、連邦軍のABC (原子・生物・化学)兵器エキスパートを乗り込ませ、東京上空で放射線量を独自に計測すると発表した。

オーストリア航空が国防省に計測を要請、同省がこれに応じたもの。乗り込むのは連邦軍に属するABC 兵器防衛学校の原子物理学者、ユリア・リーデ氏。計測の目的は、万一放射線値上昇が起こっている場合に備え、これを計測して、被曝度について乗客・乗務員に事前にそのリスクを知らせることという。

ABC兵器防衛学校は、ABC兵器によって生じた事故・災害時に危険物を検出、有害物質を除去・浄化し、人命救助に従事する活動を国際的に展開している。ちなみに、オーストリアには現在、原子力発電所は一カ所もない。(ユナイテッド・フィーチャー・プレス)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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