甚大な被害の岩手県大槌町から支援要請

甚大な津波の被害で、加藤宏暉町長も命を落とした岩手県大槌町に実家がある方から、下記の情報を頂きました。支援される余裕がある方は、是非、直接ご連絡をお願いいたします。

(以下、大槌町からのメッセージ)

私のいとこは、役場職員で毎日不眠不休で復旧作業をしていますが、何しろ町長以下職員約30名が死亡あるいは行方不明になっているので、行政機能がうまく働いておらず、援助受け入れ担当者を設定するまでにまだ至らない、という状況とのことです。

ただ、外に向けて大槌の状況を伝えてほしい、とメッセージがありました。
無事だった家族から聞いた話では、今でも逃げ遅れた人々が乗ったままの自動車がたくさん海に沈んでいます。今日からまた自衛隊の捜索が始まるとのことです。

水道、ガス、電気、電話はようやく復旧したが、水道の質が悪いので、ろ過あるいは煮沸して飲んでいます。食物はたくさん支援物資で届いたが、多くの人が着の身着のままで逃げたので、下着が足りないと言っていました。

私の母曰く、1000年に一度と言われる大災害になぜ自分が選らばれ、このような目にあっているのか――を考えつつ、今回の震災については後世に伝えなければ、と混乱しながら、申しておりました。

援助受け入れ担当はまだ決まらないながら、町の掲示板に下記の書き込みがあったそうです。大槌町災害対策本部からの支援要請です。

◆砂糖、塩、お酢、醤油、味噌、ソース、味の素、本だし、野菜、漬物、梅干し、海苔
上記のリストを送れる方は下記迄、直接送って下さい。
〒028-1121岩手県上閉伊郡大槌町小鎚ふれあい運動公園
受取人:大槌町
品名欄に『Team Yamato生活班 救援物資』と記入して下さい。

大槌町教育委員会からも電話で下記物資の支援要請がありました。大槌町に住む小学生は700人とのことです。

◆鉛筆削り(手動)、ふでばこ、算数セット、紅白帽子、絵の具セット、書道セット、ピアニカ、リコーダー、道具袋(手提げ)――上記学習用具は全て中古で結構です。ランドセルは必要数が確保されたそうです。

宛先は下記までお願い致します。
〒028-1121岩手県上閉伊郡大槌町小槌32金崎126

大槌町教育委員会 武藤様

*品名欄に『Team Yamato生活班 子供達の救援物資』と明記して下さい。

ヤマト運輸で送る方は、2個以上を送る際、複数口の伝票を使うと1個当たり100円引きになります。コンビニでは受け付けていません。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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