
この夏の電力不足に備えて、夜間に電気を蓄えて、停電時に非常用電源となる家庭用蓄電池の発売が増えている。東芝やパナソニックが夏までに発売する予定。家電量販店のヤマダ電機も4月15日に蓄電池「イーストッカー」を投入した。
東芝は来年度に発売する予定の蓄電池を6月に発売を前倒し。自動車向けの製品を活用した。パナソニックも家庭用蓄電池をこの夏までに発売する。これはパソコン用電池を利用する。
ヤマダ電機は、エジソンパワー(千葉県木更津市)が製造した家庭用リチウム蓄電池「EStocker」(イーストッカー)を発売。1000wh(ワットアワー)、2500whの2種類。1000whは3時間の充電で一般的な家庭用省エネタイプ500リットルの冷蔵庫を約5時間動かせる。
希望小売価格(税込)は前者が約87万円、後者が約189万円となる。今回の電力不足は一般家庭向けに普及するチャンスとなりそうだ。(オルタナ編集部=石井孝明)2011年5月13日
ヤマダ電機プレスリリース
http://www.yamada-denki.jp/information/pdf/110415.pdf