日本の有機食品、1400億円規模

日本初のオーガニック市場調査が公表された報告会の様子

日本の有機農業・食品業界関係者でつくるオーガニック・マーケティング協議会は10日、日本で初めてとなる有機農業、有機食品に関する総合調査「日本におけるオーガニック・マーケット調査(OMR)2010−2011」を公表する報告会を開催した。

日本の有機食品市場規模は1300~1400億円(推計)。特別栽培農産物など、安全性や環境に配慮した食品を加えると、市場規模は約6000億円をのぼるとしている。

OMRは、全国の消費者、生産者、加工業者などを対象に1年半にわたって調査を実施。昨年9月に完成した。この中で、有機食品を食べたことのある消費者は65%で、その中で週1回以上有機食品を利用しているのは全体の21%だった。また、有機食品の情報収集については、スーパーなどの店頭が60%と最も多く、メディアやインターネットを上回った。同協議会は「小売現場でのオーガニック普及の取り組みが求められる」としている。

生産者についての調査では、有機栽培農家の約25%が新規就農者だったのに対して、慣行栽培農家ではわずか4%だった。新規就農希望者の間で、有機農業に対する関心が広がっていることが伺える。このため、同協議会は「日本農業の約4割は中山間地で占める。小さな面積でも成り立つ農業のあり方が必要」と訴える。

世界の有機食品市場規模は、欧州(184億ユーロ)を抜いて米国(266億ドル)が初めて世界トップとなっている(IFOAM調べ、2009年)。

OMRは、消費者や生産者、加工業者、卸売り、主要小売りチェーン、専門流通商社、都道府県の取り組みを網羅している。価格は5万2500円(税込み)。(オルタナ副編集長 木村麻紀)

オーガニック・マーケティング協議会

http://www.omr2009.com/

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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