カーボンニュートラル認証制度を来月創設

環境省は、事業活動に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」の取り組みを認証する制度を始める。8月をめどに参加企業を募集し、基準を満たした企業が同省発行の認証ラベルを作成して使うことを認める。

地球温暖化対策として注目されるカーボンニュートラルの取り組みは、客観的な基準がこれまでなかった。環境省は部分的に決まった国際的な取り決めなどを参考に、日本向け基準を策定した。現在、認証制度の基準案を公開しており、7月19日までパブリックコメントを受け付けている。

同省は試行事業として3社程度の取り組みを選定、審査する予定で、今年度内には認証企業が出る見込みだ。カーボンニュートラルは、自らの力では削減し切れないCO2排出量を排出権の購入や、他の場所のCO2削減、吸収量で相殺する取り組みだ。(オルタナ編集部=石井孝明)

○環境省、カーボンオフセット認証基準案
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=17808&hou_id=13968

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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