東急建設とクリーンエナジーコネクトが国内初となる建設現場を対象としたバーチャルPPAサービス契約を締結
東急建設株式会社(代表取締役社長:寺田光宏)と株式会社クリーンエナジーコネクト(代表取締役:内田鉄平)は、国内初となる建設現場を対象としたバーチャルPPAサービス契約を締結しました。これにより東急建設は、建設現場での使用電力に対して、追加性※1のある再生可能エネルギーの環境価値がクリーンエナジーコネクトから長期で提供されます。
東急建設は、国際イニシアチブであるRE100へ加盟しており、2030年までに建設現場を含めた全ての事業用電力を100%再生可能エネルギーに転換することを目標に掲げています※2。東急建設では、この再エネ化を、追加性のある再生可能エネルギー導入によって進めるために、クリーンエナジーコネクトと協業しながらバーチャルPPAサービスを活用して実現する計画です。
今回手始めとして、東急建設の建設現場向けにクリーンエナジーコネクトが、2023年3月までに日本国内で計4MW-DC(45カ所)の東急建設専用のNon-FIT低圧太陽光発電所を開発し、発電した電力を卸電力取引市場へ売却、電力の環境価値についてクリーンエナジーコネクトから東急建設へ長期(20年間)にわたって提供するバーチャルPPAサービスのスキームを活用します。バーチャルPPAサービスのスキームを活用した建設現場への再生可能エネルギー導入としては、国内の建設業界で初めての取り組みとなります。
※1 追加性:企業の選択した調達方法が再生可能エネルギーへの投資を促進し、化石燃料の代替に繋がっていることを表すもので、再生可能エネルギーの調達に積極的な企業の中で、重要視されています。
※2 「RE100」へ加盟、2030 年までに使用電力 100%再エネ化 (2021年3月31日リリース_東急建設)
本計画が実現すれば、年間約440万kWh分の電力の環境価値が、追加性のある再生可能エネルギーによって生み出されることとなり、これによりおよそ1,900t-CO2の二酸化炭素の削減に貢献することとなります。これは東急建設の建設現場における電力使用に伴う年間二酸化炭素排出量のうち、約20%に値するものです。
東急建設はこれを機に、長期経営計画”To zero, from zero.”で提供価値の一つに掲げる「脱炭素」の早期実現に向け、再生可能エネルギー電力の転換を加速させてまいります。
クリーンエナジーコネクトは、脱炭素経営企業・RE100参加企業等のお客様にとって最適なグリーン電力の導入計画の立案から実行支援、そして導入後の効果検証および目標達成までのグリーン電力ソリューションをスピーディーかつ柔軟に、ワンストップで提供します。Non-FIT太陽光発電に加え、今後は蓄電池や風力発電、EMS等を組み合わせることにより、24時間365日での再生可能エネルギー利用率向上を進めるなど最先端のグリーン電力・脱炭素ソリューションを開発・提供していく計画です。今後も、お客様と共にグリーン電力の普及・拡大に向けた取り組みを一層加速させ、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。
■会社概要
東急建設株式会社
所 在 地:東京都渋谷区渋谷1-16-14 渋谷地下鉄ビル
代 表 者:代表取締役社長 寺田 光宏
事業概要:総合建設業
株式会社クリーンエナジーコネクト
所 在 地:東京都千代田区大手町2-7-1
代 表 者:代表取締役 内田 鉄平
事業概要:法人向けグリーン電力ソリューション事業、Non-FIT再エネ発電事業