池田信夫氏「燃やせばセシウム分解」

津波で倒れた岩手県陸前高田市の「高田松原」の薪から放射性セシウムが検出されたことを受け、京都市が12日に「五山送り火」での使用を撤回した問題に触れて、経済学者の池田信夫氏が同日午後にツイッターで「燃やしてしまうのだから、セシウムも分解する」とつぶやいた事がネット上で話題となっている。

【画像】池田信夫氏の当該ツイート。「ヒウィッヒ・ドットコム」から引用

セシウムは元素のため燃やしても分解せず、また放射性物質が燃焼で放射能を失うことはないが、池田氏は薪に含まれる放射性セシウムが微量であることと「『微量放射線の発がん性』という話そのものが迷信」との考えからつぶやいたとみられる。

これに対してツイッターや掲示板サイト「2ちゃんねる」では「福島を焼き払えば放射性物質は軽減するのか」「どういう空想科学なのか」等々の意見が殺到。池田氏は直後にツイッターで「セシウムが気化するというべきだった」と訂正した。当該のつぶやきは既に削除されている。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年8月15日

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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