東日本大震災被災者の雇用創出と心の交流を目指し、復興支援に取り組む「チームともだち」(東京・渋谷)は、被災者がオーガニックコットンの残布で製作した「東北グランマのクリスマスオーナメント」を10月中旬に発売する。10月9日、10日には、被災者を招いてのイベントも都内で開催する。
「チームともだち」は、被災者の頑張っている姿を知ってもらい、東北と国内外に新しいつながりをつくろうと、被災地でクリスマスオーナメントの製作を進めている。製作者は、宮城県石巻市で漁業を営む女性をはじめ、岩手県陸前高田市などで被災した女性たち(今回のプロジェクトではグランマと呼ばれる)だ。
オーガニックコットン製品の製造・販売を手掛けるアバンティ(東京・新宿)の協力で、オーナメントにはオーガニックコットンの残布が提供されている。価格は、5個セット(小)は1000円(税込)。現在、約50名のグランマがオーナメント作りに携わっている。
10月9、10日には、セミナーイベント「東北グランマが暮らす町」を銀座・文祥堂イベントホールで開催する。イベントでは被災地の現状を知ってもらおうと地元で復興に向けて奮闘する被災者による講演が行われる。一日目は岩手県久慈市から縫製加工会社の社長らによる対談、二日目には宮城県石巻市から地元の漁師と教員がゲストとして出演する。
両日ともに参加費は無料。また会場ではクリスマスオーナメントの先行販売も行われる。(オルタナS特派員 清本周平)
事前予約は以下のサイトから
http://lohasgarden.jp/SHOP/grandma_001t.html