三菱自動車は24日、バルト三国の一つであるエストニアの政府に同社EV(電気自動車)のアイミーブを供給する契約の第一陣として、最初の50台が現地に到着したと発表した。同車の供給は今年3月に三菱商事とエストニア政府が締結した、1000万トンの温室効果ガスの排出権購入契約の一環として行われるもので、2011年度末までに合計507台が納車される計画だ。
今回供給されたアイミーブはエストニアのEV普及政策の一環として、社会福祉施設で使用されることが決まっている。同国政府は今後、充電インフラなどを整備する予定で、11月からは現地でのアイミーブの一般向け販売も開始される。
バルト三国の北端に位置するエストニアは人口約134万人で、人口、面積ともに三国で最も小さい。観光やIT産業が盛んで、経済も好調とされる。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年10月25日