都内流通食品の放射性物質調査始まる

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東京都は8日、都内の小売店で流通する食品を対象とした放射性物質のモニタリング調査を始めた。スクリーニング検査で1キログラム当たりの検出値が50ベクレルを超えた食品については再検査を実施し、暫定規制値を上回った場合は食品衛生法違反として販売中止や回収などの措置を講ずる。

対象となる食品は都内の小売店に流通している農産物、水産物、食肉、鶏卵や加工食品で合計約500品目。職員が店頭で購入して調査するという。再検査が必要な場合は放射線量を精密に測定できるゲルマニウム半導体検出器を使用する。検査結果は9日から都のホームページに掲載する。

都ではこれまでにも、都内産の農産物を対象とした計画的な放射性物質検査や、放射性物質に汚染された稲わらを与えられて育った牛の食肉を対象とした検査などを実施している。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年11月8日

東京都 報道発表資料

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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