住宅版エコポイント制度が11月21日に再開する。結露を防ぎ暖房効率を上げる「窓の断熱改修」も対象だ。「エコ窓」の普及を図るマテックス(東京都豊島区)は、気軽に専門家に窓の相談ができるウェブサイトを開設している。
窓の卸業を営む同社は、地域のガラス店やサッシ店とエンドユーザーとをつなぐ取り組みに力を入れている。その一環として2011年6月に、ポータルサイト「窓のコンシェルジュ madoka」を公開した。
同サイトには現在37の「窓のお店」が参加。「窓のお悩み相談」ページでは、ユーザーが投稿した質問に、プロが経験や知識を生かして回答している。
窓は住宅の熱の最大の流出入口で、例えば冬は室内の熱の48%が窓から逃げていく(アルミサッシと一枚ガラスの場合)。エコ窓とは、断熱性能の高い複層ガラスへの交換や内窓の取り付けで遮熱性や断熱性を向上させた窓のこと。エコ窓に改修すれば冷暖房の使用が減り、年間を通じて無理なく省エネができる。
同サイトでは、複数メーカーのエコ窓を紹介し、偏りなく幅広い情報を提供している。今回のエコポイント制度では、2012年10月31日までに着工したエコリフォームが付与対象となる。(オルタナ編集部=瀬戸内千代)