医療現場のコミュニケーションバリアフリー化に塩野義が挑戦

記事のポイント


  1. 塩野義製薬がコミュニケーションバリアフリープロジェクト(CBF-PJ)を推進している
  2. 聴覚障害がある従業員が有志の形で集まり、勉強会を開催したのがきっかけだ
  3. 社内だけではなく、医療機関や医学生向けにも、啓発やツールの提供を行っている

大阪の薬の町、道修町に本社を置く創業145年(2023年現在)の塩野義製薬は「聴覚などに障害のある患者さまが医薬品情報にアクセスする際のコミュニケーションの壁(バリア)をなくす」をビジョンに掲げたコミュニケーションバリアフリープロジェクト(CBF-PJ)を推進している。このプロジェクトで活躍中の同社CSR推進部の野口万里子さん、塚本泰規さんに、プロジェクト立ち上げの経緯や現在の活動内容をうかがった。(聞き手=NPO法人インフォメーションギャップバスター理事長・伊藤芳浩 )

(左から、塚本泰規さん、野口万里子さん、伊藤芳浩)
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伊藤 芳浩 (NPO法人インフォメーションギャップバスター)

特定非営利活動法人インフォメーションギャップバスター理事長。コミュニケーション・情報バリアフリー分野のエバンジェリストとして活躍中。聞こえる人と聞こえにくい人・聞こえない人をつなぐ電話リレーサービスの公共インフラ化に尽力。長年にわたる先進的な取り組みを評価され、第6回糸賀一雄記念未来賞を受賞。講演は大学、企業、市民団体など、100件以上の実績あり。著書は『マイノリティ・マーケティング――少数者が社会を変える』(ちくま新書)など。執筆記事一覧

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キーワード: #ビジネスと人権

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