本州以南が実質的に「脱原発」――東電柏崎刈羽原発6号機停止で

柏崎刈羽原発(東京電力広報資料から引用)

東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)の6号機が26日未明、定期点検のために運転を停止した。現在運転中の原発は北海道電力泊原発(北海道泊村)の3号機のみとなり、昨年12月末に九州、明けて1月中旬に四国の原発が停止したのに続いて、本州でも稼働している原発はゼロとなった。

これにより、本州以南で発電される電力に原発由来の電力が含まれないことになった。5月には泊原発3号機も停止する見通し。

再稼働に向けては原子力安全委員会が23日、関西電力大飯原発(福井県おおい町)3・4号機のストレステストの一次評価を「条件付き」で妥当とする判断を下した。しかし同委員会の斑目春樹委員長は一次評価だけでは総合的な安全性評価はできないとの見方を変えておらず、再稼働に不可欠な地元の了承を得られるかは不透明だ。(オルタナ編集部=斉藤円華)2012年3月27日

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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