
人材サービス大手のパソナグループ(東京・千代田)は、自然との共生をテーマにしたオフィス「アーバンファーム」で、満開のバラを楽しむ「ローズフェスタ2012」を5月24日まで開催している。
期間中は、ローズオイルを利用したアロマヨガやフラワーレメディの体験教室など、バラにまつわる様々なイベントが開催されるほか、特例子会社のパソナハートフルで働く知的障がい者が作ったローズソープ巾着(1400円)やオリジナルスプレー(1000円)も販売される。
昨年の「ローズフェスタ」の収益の一部は、休職制度を利用した同社の社員約30人がボランティアで宮城県東松島市を訪れ、野蒜(のびる)小学校の仮設校庭でヒマワリ400株を定植するために使われた。
アーバンファーム内の天井や壁では80種類以上の果樹・野菜が育ち、ベランダ・外壁では200種以上の植物が季節ごとに咲き誇る設計になっている。植生のおかげで、周辺のビルよりも外壁の温度は最大で10度ほど低く保たれ、年間で約8トンのCO2削減に成功している。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)